近年さらに注目が集まってきているメタバースですが、参加するには仮想通貨について知識をつけたり、保有や取引の経験を持っておく必要があります。この記事を読んで、メタバース関連の仮想通貨の買い方や種類、メタバースが注目されている理由などについて理解を深めましょう。
メタバース関連の仮想通貨の買い方は?
わかりやすい例として、ここでは仮想通貨であるイーサリアムの買い方について解説していきたいと思います。メタバース関連の仮想通貨の多くは、ガス代やその他の手数料をイーサリアムで払うなど、何かしらの場面でイーサリアムが必要になると思うので、参考にしてみてください。
口座開設
仮想通貨取引を行う第一歩は、任意の仮想通貨の取引所で口座開設することです。今回は、仮想通貨取引所の「GMOコイン公式サイト」の口座を開設する方法を簡単に解説したいと思います。結論から言うと、特に難しいことはありません。口座開設方法は以下の通りです。
1、GMOコインの公式サイトにアクセスし、「今すぐ口座開設」をクリックします。
2、メールアドレスとパスワードを入力し、ログインします。
3、携帯電話の番号を入力すると、認証コードが届くので届いた認証コードを入力して開設申し込み画面へ進みます。
4、個人情報の入力に移ります。「かんたん本人確認」を使えば最短1時間で口座開設が完了するのでおすすめです。
5、本人確認のためのお客様情報を入力(かんたん本人確認の場合、免許証と本人の顔写真を撮影してアップロードすれば審査に進みます。)
6、審査が行われます。これに通過すると、「口座開設のお知らせ」がメールで届きます。
7、再度ログインして、自己が設定したメールアドレスに記載されている口座開設コードを入力し、「口座開設」をクリックします。
これで口座開設は完了です。7つのステップで解説しましたが、少し時間がかかるのが「個人情報の入力」と「免許証写真のアップロード」だと思います。残りのステップはそこまで手間がかかりません。また、口座開設には1円もかかりません。すぐに使わない場合、初回から入金しておく必要もないので、安心して開設できます。
銀行口座から送金
次はGMOコインで開設した口座を使って、取引を開始したいところですが、まだ開設したばかりの口座には1円も入っていません。そこで、普段あなたが使用している銀行口座から送金しましょう。振り込みの場合、GMOコインはユーザー専用の振込先口座を表示します。それを銀行ATMなどで、番号を入力して振り込み作業を行えば振り込みが可能です。入金は短時間で反映されます。
仮想通貨を購入する
仮想通貨を購入するには、方法が2種類あります。
1、販売所で購入する
販売所からはGMOコインの保有するイーサリアムを購入します。イーサリアムをお店で買うような感じが販売所での購入になります。
2、取引所で現物購入する
取引所ではイーサリアムを売りたい人から購入する方法です。「使ってないけどいらないので譲ります」というイーサリアムの購入する方法が取引所で現物購入です。
同じイーサリアムを1枚買う場合、販売所で購入するよりかは、取引所で購入した方が安くなります。販売所の場合は「スプレッド」という名の手数料がかかるからです。 お得にイーサリアムを購入するためには、スプレッドが広くなる場合があるので、取引所を使うことをおすすめします。
GMOコインの取引所を例として、イーサリアムの購入方法を解説します。
1、GMOコインのトップページを開き、取引所のページから現物取引をクリックします。
2、取引通貨をデフォルトの「ビットコイン」から「イーサリアム」に変更します。
3、売買区分で「成行」と「買」を選択し、購入したい金額を入力します。
4、「確認画面へ」をクリックして購入完了です。
GMOコインでは0.0001ETHから購入できます。しかし、例えば0.0001ETHが50円だとしたら、次は0.0002ETHなので100円になります。60円や90円といった金額での購入できず、50円単位(0.0001ETHが50円の場合)での購入になりますので注意しましょう。
メタバース関連の仮想通貨おすすめ10選!
ここでは、メタバース関連で現在注目を集めている仮想通貨やトークンを10個取り上げ、簡単な説明をします。
1. ENJ
ENJは、イーサリアムブロックチェーンで取引されているERC-20トークンです。Coinchechや、GMOコインなど国内の大きな取引所でも取り扱いがあります。その基盤となるEnjinテクノロジーは、NFT、ゲーム、その他の分散アプリに使用されるエコシステムを強化しています。
2. MANA
MANAは、分散型のオンラインバーチャルリアリティの世界、Decentralandの公式通貨です。イーサリアムブロックチェーンを搭載しており、ユーザーは仮想プロパティを作成、開発、ホスト、販売することができます。Decentralandの商品やサービスの支払いに使用されます。また、MANAを法定通貨やその他のデジタル通貨と交換することもできます。
3. SAND
The Sandboxは、メタバース上の「LAND」に自分でゲームを設置することができるNFTゲームプロジェクトです。この公式通貨SANDを使用して、NFTアイテムのやり取りをすることができます。今のところ、国内取引所では取り扱いがなく、BinanceやHuobi Globalなどの海外取引所で扱いがあります。
4. AXS
AXSは、メタバース界ではとても有名な「Axie Infinity」というブロックチェーンゲームの中で使われている仮想通貨です。アジアを中心に流行しているゲームで、使用されている仮想通貨です。AXSは残念ながら国内取引所では対応していない通貨です。海外でも少数で、BinanceやCoinbaseなどの海外取引所でのみ取り扱われています。
5. ATLAS
ATLASは、2620年宇宙を舞台としたメタバースゲーム「スターアトラス」のゲーム内で使用される仮想通貨です。こちらも海外取引所でのみ取り扱われています。
6. DOME
トークンのDOMEは、Everdomeメタバースプロジェクトの公式通貨です。海外取引所のOKXやPancakeSwapなどの取引所で取引できます。世界的に注目されているEverdomeは、リアルをかなり忠実に再現したデジタル空間を映し出すといわれています。
7. WAXP
取引ごとに料金を請求する他のブロックチェーンとは違い、EOS(イーサリアムキラー)を基盤にしたNFTマーケットになります。「WAX」はWAXPという通貨をステーキングするユーザーに依存する共有リソースです。
8. THETA
THETAは、日本人が普段から使っているだろうLINEやGoogleとも連携したプロジェクトの中で使用されている仮想通貨です。現在は海外取引所でのみ取り扱われています。
9. BLOK
このメタバース空間では、21階建ての建物を楽しむことができる世界となっています。こちらも現在は海外取引所でのみ取り扱っている仮想通貨になります。
10. SUSHI
イーサリアムブロックチェーン基盤の分散型取引所のSushiSwapが発行数r独自のトークンはSUSHIと呼ばれています。流動性を保つことによってこのSUSHIを獲得できます。
メタバース関連の仮想通貨の取引所3選!
日本国内の大手仮想通貨取引所で、メタバース関連の仮想通貨銘柄を購入できる取引所は次の3つです。「Coincheck(コインチェック) 」、「DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)」そして先ほど例で使った「GMOコイン」になります。
CoinCheck
コインチェックは、東証一部上場のマネックスグループが主要株主の大手取引所です。 積み立て投資は「月イチつみたてプラン」と「毎日つみたてプラン」の2種類のサービスを提供し、月々1万円〜100万円の範囲で1,000円単位で決めることができます。 積立手数料は無料で、15種類の通貨に投資可能です。 通常の投資ではビットコイン(BTC)を含めて17通貨に投資することができ、最低500円という少額から取引が可能です。スマホアプリでの取引が行いやすいと人気で、初心者の方でもすぐに使いこなすことができます。 取引画面は非常にシンプルで、簡単で分かりやすい操作で取引が可能です。 取引手数料と入金手数料が無料で利用できるので、ビットコイン(BTC)を購入するならコインチェックを活用しましょう!
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、数々の事業を手がけている「DMMグループ」を親会社に持っている仮想通貨取引所です。BitMatch取引手数料を除き、「取引手数料」「出入金手数料」「送金手数料」が全て無料なので、コストがかかりません。登録から「最短1時間」で取引を開始することができるので、急いで取引を執り行いたい人にはピッタリです。 現時点では、14種類の通貨にレバレッジ取引ができ、レバレッジは最大で2倍まで取引可能なので、少額でも利益を出すことができます。
GMOコイン
2021年オリコン顧客満足度1位のGMOコインは、 上記の2つと同様、取引手数料や出金・入金手数料、送金手数料が全て無料で利用でき、14種類の通貨に対応しています。GMOコインは、2021年5月19日に国内で初めてポルカドットが上場した取引所です。 国内では最大のビットコイン取引量を誇る大手仮想通貨取引所で、GMOグループの子会社としてセキュリティレベルが高く安心して利用できます。 現物取引とレバレッジ取引どちらも取引でき、豊富なテクニカルツールを使用して売買を行えます。 販売所形式も採用しているので、仮想通貨取引初心者の方でも迷うことなく簡単に購入できるでしょう。
メタバースが注目されている理由は?
現在、メタバースは単なる仮想空間ではありません。 ネットを介してビックデータが集まる、大きな経済活動の場です。注目される理由は、3つあります。
NFTが活用されている
1つ目の理由は、メタバースにNFTが活用されていることです。メタバースの性質をうまく利用し、ゲームで使用される武器やアバターなどをNFT化し、ユーザーはそれを販売することができます。NFTで収益を出すユーザーが増えれば、ゲームアイテムを提供しているプロジェクトで使われているトークンの価値も高まりますから、経済貢献につながります。 さらに、ゲーム業界以外にもメタバースに注目を寄せる複数の大手企業がメタバース市場への参入を試みて様々な開発やプロジェクトを推進し始めています。例えば、Meta(旧Facebook)は、「orizon Workrooms」というバーチャル会議室を展開しました。また、Microsoftはメタバース用のVRグッズのやサービスを開発しています。企業がメタバースを利用し、商品の展示会を実施することも増えています。
仮想通貨がバブルを引き起こしている
仮想通貨は2000年代前半から世界中で注目されるようになりました。取引をする人々が徐々に増え、近年では、DeFiを活用した高金利投資が流行ったり、一般人が作成したNFTが一挙に有名になったりと、いわゆるバブル状態が続いています。さらに、仮想通貨の取引に興味がなかったユーザーも、メタバースをきっかけに仮想通貨の世界へ参入するようになりました。そこで爆発的な人気を巻き起こしたメタバースゲームが「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」です。
インターネットの活用機会が増えた
コロナウイルスの拡大防止のため、世界中でステイホームの政策が採られました。メタバースや仮想通貨業界はこの恩恵を受けたと言えます。家でインターネットを使った作業やテレビ、ニュースを見る時間が長くなり、嫌でも仮想通貨関連の情報に強くなった人も多いことでしょう。メタバースは、家から動かなくても人と交流できる世界を提供します。既に知っている人だけではなく、有名人や知らない人とまでアバターを通して交流することができる、自由な世界が人々を惹きつけているのかもしれません。