メタバースとは、インターネット上に作られた3Dの仮想空間の中でアバターなどを使用し、まるで現実の世界のように過ごせる空間のことを言います。
このメタバースを体験するには用途によってプラットフォームが変わってきますので、この記事ではおすすめなプラットフォームを種類別にご紹介します。
プラットフォームにおいて注目されている企業についてもご説明したいと思いますので、ぜひご覧ください。
メタバースおすすめプラットフォームを種類別にご紹介
メタバースの定義はあいまいになっていて、人によっては異なります。
難しく考えずに、インターネット上に作られた仮想空間の中で、コミュニケーションが取れたり、経済活動が行える場所だと考えましょう。
それでは、メタバースのおすすめプラットフォームを種類別でご紹介します。
メタバースを体験できるおすすめプラットフォーム5選
まずは、メタバースを体験できるおすすめのプラットフォーム5選をご紹介します。
ここでは、メタバースをより身近に感じていただくために、人気のプラットフォームを集めてみました!
PCやスマホなどの複数のデバイスでできるものもありますし、VRゴーグルを使うことでよりメタバースを楽しめるものもあります。
VRChat
VRChatは人気のソーシャルVRアプリで、基本的にはPCで遊ぶと良いでしょう。
アバターや衣装でおしゃれを楽しむ人が多いです。
ファッションショーを楽しんだり、ほかのプレイヤーと交流したり、アイテムの売買などの経済活動ができたりとさまざまです。
中でも注目されているのは、バーチャルマーケットで、来場者は約100万人を超えるほど。
約80社の企業が出展していたりと、これからも楽しみなプラットフォームです。
cluster
clusterはスマホやPC、VR機器などのさまざまなデバイスからバーチャル空間に入り遊べるバーチャルSNS。
ユーザーが3Dアバターを選択してバーチャル空間に入って、公開済みのワールドを散策するのも良し、イベントや音楽ライブに参加しても良しです。自由に過ごせます。
また、ユーザー同士で現実世界のようにコミュニケーションが取れたりできます。
とりあえずメタバースプラットフォームを体験したいという方におすすめです。
REALITY
REALITYはGREEの子会社が運営していて、スマホ1台でだれでも気軽に始められるバーチャル配信アプリとなっています。
無料で利用することも可能です。
有名なVTuberも活用しているので、今後も発展を期待できるおすすめなプラットフォームです。
Horizon Worlds
Horizon WorldsはMeta社が提供しているプラットフォームで、ビジネスからゲームなど、用途はさまざま。
簡単に独自のワールドやオブジェクトが作れたりするのが特徴です。
今現在では日本ではリリースされていませんが、今後期待ができるプラットフォームとなっております。
ZEPETO
ZEPETOは、韓国のNAVERグループが提供していて、インスタグラムなどでも話題になっているプラットフォームです。
特にZ世代に人気で、顔認証からアバターを作成できて、仮想空間の中で他のユーザーとコミュニケーションが取れる場となっています。
SNSと連携して、投稿することも可能。
更には経済活動も行えるので、メタバースを体験するにはいかがでしょうか?
メタバースで収益化できるおすすめプラットフォーム3選
続きまして、メタバースで収益化が可能なおすすめプラットフォーム3選をご紹介します。
メタバースをやるからには、収益化を目指したいという方もいるかと思います。
収益化するには仮想通貨とNFTの知識が必要ですが、これから知識を付けても損はないと思うので、参考程度にぜひ見てみてください。
The Sandbox
The Sandboxは、イーサリアムブロックチェーン上で提供されているプラットフォームです。
メタバース上の土地であるLANDを所有することで経済活動を行えます。
さらに、メタバース内トークンSANDを使い、作成したアイテムやオリジナルゲームで収益化が可能となります。
メタバースプラットフォームの中でも人気の高いものになっていますので、これを機に始めてみてはいかがでしょうか?
Decentraland
Decentralandは、DAO(分散型自立組織)によるユーザー主導のメタバースプラットフォームで、ユーザーが今後の方針などの議決権を持ち、運営に携わることができます。
独自のトークンはMANAで、メタバース上の土地LANDにワールドが構成されています。
このLANDの中に、ゲームや施設などを作って入場料を取ることで収益化が可能です。
LANDは高額になっているので、まずはワールドを散策したり、NFTアイテムで収益化を始めた方がいいでしょう。
Bloktopia
BloktopiaはPolygonチェーン上に構成されていて、21階建ての高層ビル型のメタバースプラットフォームです。
独自のトークンはBLOKで、各エリアで楽しみながら経済活動も可能になっています。
また、不動産を売買したり、広告を掲載したりと収益化ができるので、おすすめのプラットフォームです。
メタバース開発ができるおすすめプラットフォーム3選
いままではメタバースを実際に体験したりと、プレイする側でプラットフォームをおすすめしました。
これからは、メタバースを開発する側でおすすめのプラットフォームをご紹介していきます。
ゲーム開発に慣れていなくても、プログラミング言語の知識がなくても開発できるものもありますので、ご覧ください。
Blender
Blenderは、オープンソースで開発されている3DCGを作成できるプラットフォームです。
基本的には、マウスをキーボードで操作ができ、さまざまなものをモデリングしてレンタリングすることで作成可能となっています。
物だけでなく、巨大な都市を作ることもでき、さらには歩く人間などの3DCGアニメケーションを作ることも。
Blender用の書籍もたくさんあるので、学びながら開発してはいかがでしょうか?
Maya
Mayaは、オートデスク社が提供しているプロフェッショナル用の3Dソフトウェアです。
かなり本格的にモデリングができて、その道のプロも使用されています。
ただ、料金が非常に高く(1年で28万6千円)、初心者では始めにくいかもしれません。
なので、Blenderなどから始めると良いでしょう。
Unity
Unityは、ユニティ・テクノロジーズ社が開発・提供しているゲームエンジンです。
3Dゲームや2Dゲームを開発できます。
メタバースの開発が目的でなくても、基本的な使い方は一緒ですので、最初は基本的な操作方法や、初心者向けのゲーム開発を学び、ある程度慣れたら、Blenderと組み合わせてみてもいいかもしれません。
メタバースプラットフォームにおいて注目されている企業
これまでは、メタバースプラットフォームのおすすめをご紹介しました。
ですが、メタバースプラットフォームで注目されている企業のことが気になりませんか?
ここからは、メタバースプラットフォームに力を入れている企業について見ていきたいと思います。
Meta
メタバースプラットフォームで一番注目されているのは、なんといってもMeta社(旧Facebook社)でしょう。
Facebookは、知らない人はいないほど有名ですが、近年では若い人たちにニーズがなく、企業的にも苦戦していたようです。
そこで、企業として成長するために2021年10月にメタバース事業に注力する意向を示し、社名を変えました。
代表的なプラットフォームはHorizon Worldで、世界中の人がバーチャル空間の中で快適に過ごせるように目指していて、これからも発展が楽しみな企業となっています。
Niantic
Nianticは、日本でも一躍話題となった「ポケモンGO」で知られている企業です。
ポケモンGOをプレイした方はご存じかもしれませんが、AR技術を使用しています。
ARとは、現実世界の中にバーチャル空間が現れるというのを体験できます。
現実世界でバーチャル空間と繋がれるのはとても魅力的ですし、これからも技術の発展でより楽しみなものになりそうですね!
凸版印刷株式会社
こちらも有名な企業である凸版印刷株式会社。
バーチャルショッピングモールのアプリ「メタパ」を開発、提供していて、仮想空間上で実際に店舗に行ったかのようにショッピング体験ができるものとなっています。
新型コロナウイルスの影響でネットショッピングが当たり前になっていて、友人や家族とショッピングしたりすることも減ったのではないでしょうか?
離れた場所にいる家族や友人とショッピングができたり、実際に店舗に行く事が難しい方にはうれしいアプリですね。
続々と企業が参加しているので、これからさらに注目を集めそうです。
まとめ
今回は、メタバースプラットフォームのおすすめを種類別にご紹介し、注目されている企業についても見てきました。
まずはメタバースを体験したい方、メタバースで収益化を目指している方など、それぞれ用途は変わるかと思いますが、こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
メタバースプラットフォームの今後の発展が楽しみですね!